帝国劇場の最前列でEndless SHOCK 2019を観たオタクの感想
今日のテーマはタイトルの通りです。何の捻りもないタイトルですまん。捻りを考える脳みそを帝劇に置いてきちまったんだ、許してくれ。
そして全編通してネタバレしながら長々と感想を連ねているので、初見の方や知りたくない方はアレしてください。最初に言っておくけど、長いよ!
交換していただいたチケットだったわけですが、ご連絡が来たときも、東京に向かう間も、劇場へ歩く道中も、ほんとに最前列と交換していただけるの……?と頭の中ははてなだらけでした(失礼極まりない)
劇場前で待ち合わせ、受け取ったチケットには「1階 A列」の文字。やばい、ほんとだ…… 1階A列のチケットってこの世に存在するんだ……。そしてそれがプレガのチケットだったから尚驚き。やっぱり今年のプレガ、おかしいよ!狂ってるよ!!
劇場の中に入って、座席表をチェックしてみても、うん。やっぱりいちばん前。もう一生こんなことない……我が命日は本日なり……と思いながら席に着きました。
席は上手側で、指揮者さんの真後ろ。座ったときには既にオケの方が音出しをしているところでした。これはやべぇ……。オケ好きのわたし、歓喜。
始まる前から、近すぎてちょっと笑いが止まらなかった。「これ、大丈夫ですかね?生きておうち帰れますかね?ハハハッ」なんてバカな話をしていたらまもなく開演。
これは最前とかまったく関係ないんですが、去年のSHOCKから変わったOPの音楽、きんきのオケコンのovertureみがやっぱりすごい。1年経って聞いてみてもやっぱり思う。オケコンのCDも聞いてるから尚更思う。途中脳内できんきの曲流れかけて、いやいや!ちがうちがう!今日はSHOCK!って思い直してたら、程なくしてCONTINUEが。
Endless SHOCKの文字の照明が順番について、ひし形にステージが開いていくOP。SHOCKを初めて観たときに、コウイチを先頭に階段を降りてくるあの始まりにひどく感激して、うわぁ…!って思わず声が漏れてしまったことを思い出しました。そのときは梅芸の3階最後列。かなり距離はあったはずなのに、これからはじまる煌びやかな世界を目の当たりにして、ドキドキワクワクしていたあの日のわたしに教えてやりたい。数年後、帝劇の1階の、しかも最前列で観ることになるよ、と。きっと信じてもらえないだろうな。だって終わった今も今日の出来事を信じてないから。夢だったんじゃないかな、たぶん。
えっと、散々ここまで書いておいてなんですが、正直ストーリーは全然入ってきませんでした。(え)これから書くのは、
・光一さんの顔がいい
・どの角度から見てもいい
・光一さんが細い
・ジャングルなくなったのはハァ?だけど新曲のタイを解いてボタン外すところはありがとうごちそうさまでした
みたいなチープな感想しかないのでご了承ください。
オーナーの「ショービジネスの世界では、Show must go onという〜」のセリフのあと、劇中劇に戻るとき、みんなあんまり印象ないと思うけど、ダンサーさんがゾンビになって出てくるの。ステージ上だけじゃなくて、客席も通っていくんだけど、目の前でゾンビが止まってじっと見つめられたから、思わずわたしも見てしまったんだけど、その特殊メイク?をした顔が結構怖かった。ちょっとあんまりじっと見つめると夢に出てきそうなぐらい……。夢といえば、今日最前列で観たことも、もしかしたら夢だったのかな……。
So Feel It Comingで客席上から登場するコウイチ、後ろ姿しか見えなくて、がんばって踏ん張ってる足しか見えなかった!!なんて贅沢な!!
その後数回あるフライングすべてに共通するんですが、「最前列はフライングが見えづらい」。ラダーなんてがっつり舞台後方を見なきゃいけないから見づらいのなんの。
ただ、ステージから助走をつけて飛んでいくときや着地のときは、触れてしまうんじゃないか、ってぐらい近い。基本下手側から踏み切って飛ぶことが多いんだけど、ラダーのときだけ上手から飛び立ちまして。えっ!コウイチがこっちに向かって走ってくる…!えっ!?と思った数秒後にはわたしの後ろを飛んでいました。すごい…。リボンフライングは、上手側のお客さんの頭をリボンが掠めていったよ…。
飛び出したときは客席の真ん中あたりを中心に、着地が近くなると当たり前だけどステージ寄りを飛んでるんだなーっていうのも横からよく見えた。
一緒に入った方とも、「フライング見づらかったですねー!最前列、そんな弊害があるとは!ハッハッハ!」って言い合いました。もう二度とこのセリフを言う日は来ないであろう…最初で最後。
ところで素朴な疑問なんだけど、みんなニューホラのときって手拍子してる?今日目の前で福ちゃんとか楽しそうにしてたからものすっごいニコニコしながら眺めてしまったんだけど、なにせ近すぎてどうしたらいいか分かんなくてニコニコしか返せなかった(笑)個人的にSo Feel〜からDoBらへんの「ミュージカル!」って感じの曲調が大好きです。という謎の告白。
たしかニューホラあたりで、福ちゃんとザキさんが上手側来てくれたんだけど、お顔が整ってらっしゃる…かっこよ…と改めて惚れました。ふぉゆちゃんの舞台にも行くようになったから、彼らを観る回数は増えてるはずなのに、新鮮に惚れた。
千秋楽後の楽屋。誰かを注目して見てるとその人しか視界に入らなくなっちゃうから、いくつ目が合っても足りん。ただでさえ引きで見ても足りんのに余計に足りん。
ウチがリカに指輪渡すシーンの前に、新曲?が。セリフのところが曲になったり、っていう変更が多いなと思ったけど、それぞれの心情を歌ったシーンが増えててわかりやすくなってるな〜という印象。
そして屋上のシーン、思ってるより屋上が高い!!(笑)見上げてると首痛いなー、早く次のシーンいかないかな、ってちょっと思ってしまってすいませんでした。そして屋上の手すりが邪魔。奥のほうにいくと手すりとかぶっちゃって見えづらかったから、みんな!前出て!ほら!!って心の中で思ってた。曲終わりにフクダがウチの耳元に息吹きかけて、やめろよっ!ってやってておもしろかった(笑)
今回のSHOCKでいちばん笑ったのが、ウチが星条旗コーデで登場するブロードウェイの街。今年はなにかななにかな〜?!って楽しみにしてたらやはり期待を裏切らない(最高)袖にビーズ?のフリンジがついてるんだけど、動くたびにシャラシャラ音がして無理w 指輪返して!のセリフもアドリブっぽい感じで好きです。ここのシーン、みんながダンスしながら顔みあって笑ってるのがすごく好き。
ウチがゲンタにジャケットを着させるんだけど、ゲンタおもしろすぎたーーww 目の前でやめて!ほんとに!ビーズシャラシャラさせないの!!シャラシャラ音がするたびに笑っちゃうから!!
あともうひとつ。リカとウチが前出て歌ってるときにコウイチたちがバックで踊ってるところ、左右に手振る振り付けかわいくないですか???!?幼稚園のお遊戯会でありそうな、簡単な単純な振り付けが、あの!チケット即日完売のあの!SHOCKで!取り入れられてるなんて…!感があってとても良い(意味不明)
そしてDoB〜〜〜!!だいすきだよ〜〜!!ほんとにだいすき!汽車ぽっぽの振り付けもかわいいよね。ナイツテイルのSONGSでテレビで観たDoBが…!何回でも聴ける。何回でもやっていいのよ??
ウチの曲もかっこよかったな〜。去年優馬と一緒に踊るこっしーがものすっっっっごいいけめてて、わたし、こんなこっしー知らない…!好き…!!ってなったポジションなんですが、例に漏れず今度はザキさんにやられました。てかまちゅくめっちゃ歌えるね…?あんまり存じ上げなかったけど、ソロパートよかった…!そしてのえるさんのアクロバットの軽やかさよ…このシーンではなく殺陣のシーンのときにふと「あ、この人宅建とった人じゃん…」ってよぎって内心ちょーおもしろかった。なぜここで思い出すん自分。
順番前後してるかもだけど、ジャングルの代わりに新曲。ネタバレ見ないようにしてたけど、知っちゃってたよね〜。ジャングルないなんてざーんねん、って思ってたけど、新曲冒頭でジャケットを脱ぎ、タイを解き、ボタンを外すコウイチが見られるなんて聞いてない…!!!!ジャケット脱ぐ動作始めた時点で、えっっ!ちょっっっと!コウイチさん!?ってなったのもつかの間、ありがとうございました。ごちそうさまでした。歌詞もメロディーも覚えてるはずがない!!
そして、みんな大好き!SOLITARY!リカの脚細っ!!顔ちっっっちゃ!!上手に光一さん来たときに目が合って(気のせいではない。と、思っている)、嗚呼もうここで死んでもいい、と思いました。わたしの記憶が正しければ、Higherでも上手に来て目が合ったはずなんですが、なんでこう、キメッキメのときに目を合わせてくるんですかね??思わず目を背けたくなる美しさ。咄嗟に脳が「これ以上見たら危険!あぶないよ!!」って伝えてきたのか、正直よく覚えていない。なんともったいない…。でも、二十日鼠と人間で最前だったときも、健くん目の前にしたら、目が合うポジションだったけど思わず目逸らしちゃったもんな…人間あまりに美しすぎるものを目の前にすると、反射的に目を背けたくなる習性でもあるのかな。(ない)
まだ一幕終わってないのにこの長さ。まだ階段も落ちてないのに!長すぎて自分で自分に引くわ!
Missing Heartの最後、サントラに入ってるのは英語詞だけど、今年は日本語に変わってる?英語より日本語のほうが耳馴染みよく入ってくる感じした。
ようやくジャパネスク〜。殺陣のシーンド迫力すぎて自分も殺陣してる気分だった。ドセンの方々は、コウイチが持った刀が目の前に来てて、臨場感やばば…って思いながら見てた。コウイチは、今年は客席からではなく舞台上からの登場に変わってた。去年は客席をずんずん進む導線に近くて、こんな近くに光一さんを感じることはもう二度とない…って思ったはずだったのに…(頭を抱える絵文字)
去年も思ったんだけど、笑いながら煽るの気味悪くてとても良い。斬られまくったコウイチに、なおも向かってこられるときの松松たちの怯えた表情も素晴らしい。
そして個人的胸アツシーンなのが、代わりの刀を渡す役がテラニシという…。楽屋で「刀確認しとけ」って言われてたのがテラだったから、その時点でちょっと胸アツきてた。階段落ちたあと、奈落に消えてくんじゃなくて、階段下までいって暗転する変更。暗転してコウイチーー!って叫ぶ声が響くほうが、リアリティーあってわたしは好きだなー。最前列から見る大階段は、思ってるより急だった。そびえ立ってた。こんなところから毎日落ちてんのか…って思ったらヒェェしか言えん…。
一幕終わっての幕間。ただただ放心状態で、口を開けば「ち、近い…」「やばい…」しか言えない。そしてこみ上げる笑い。まだ二幕あるけど、もうチケ代元とった気分だった。まだリボンもラダーも終わってない…!夢幻もある…!死ぬ…!!いや生きる…!!必ず生きて帰れー!という支離滅裂具合。情緒不安定すぎ。
二幕冒頭、ウチがずっと悩まされて悪夢を見てる、ってことがすっきりわかりやすくなってた。初見のとき、ストーリー知らずに入ったらシェイクスピアのシーンはてなだらけになってたど素人だったので…(笑)絶望してしねぇぇ!でおいしいのは下手ですね。それまで上手側は思ってたよりおいしいところ食べさせてもらってたので、これぐらいは下手に譲るぜ、って見てた(何様)
その後、一つずつシーンが進むごとに、もうすぐ終わっちゃう……って悲しんでた。
コウイチ復活でのNYD、踊ってるコウイチやオーナーたちは楽しそうなのに、リカが後ろで涙ぐんでるのを見てしまってやばかった。このあとのシーンでも、手が冷たくなったコウイチに触れたリカとマツザキだけが様子おかしくて、そうだよね、受け入れられないよね…ってなる。それまで鎧着てたりマスクかぶってたり、ゴツめの格好してた印象が強かったからか、ここの赤ジャケ着たコウイチ、ちょっと幼く見えてかわいい!!ってなった。
前後しちゃうけど、Higher!きました!「もう1曲やるって聞いてないぞ?」のあと、みんなに続けるぞ、って言ってダンサーさんたちがアイコンタクト取ってうん、ってなってるの、演技なのはわかってるけどリアルな感じがしてよかったー。後ろから登場するコウイチが赤ジャケットから黒ジャケットに着替えて一瞬タンクトップになるところ、ちょーーどダンサーさんとかぶっちゃって見えなかった!もったいない!(笑)これに限らず、誰かを見たいけど誰かとかぶって見られない、というシーン、多数。最後のCONTINUEも、途中までコウイチはウチの影に隠れてしまって、光一さん動け…!と念じた。が、しばらく願いは通じなかった。
Higherは、下手側でウチが立ち尽くしてるのが切ないよねぇ。途中ザキさんは踊りに加わるとき、お前もこいよ!って感じでちょっと煽ってたのは、去年までのこっしーとはちょっとニュアンス違うかな?と思って見てた。これはそれぞれのキャラに応じてるのかな?
Higherでも上手側きて目が合った話は先程もしましたが、その直前、実は下手奥で踊る福ちゃんに目が奪われてて、ハッて気づいたら光一さんが目の前にいたんですよね…おいおい目が足りんぞ案件ここでもか……。
その後のウチの告白シーン。演技の熱がすごかった。ものすごく引き込まれた。リカは、ちゃんと現実を受け入れて周りにも巻き込んでいく感じが、今まで見てきたリカより伝わってきた。受け入れたくない、けど、受け入れなくてはいけない、そしてカンパニーのみんなにも分かってもらわなきゃいけない、という葛藤や使命感も含め、去年のみおりんとはまたちょっと違って見えたなー。このシーンは例に漏れず泣きます。
リボンフライングからの流れは、個人的にあぁもう終わっちゃうぅぅの気持ちで溢れてて、一幕冒頭から巻き戻したい!それが無理ならチケ増やしたい!ってなる。すぐおかわりしたくなる。まだ終わってないのに。
センターでのウチとの太鼓。場所移動するときに汗が飛ぶのが見えて、嗚呼美しや…と拝む。コンサートのときとか、汗が飛び散る姿を見るとあぁ来てよかった、って思う。(何故)
ラダーは、フライングの中でもいちばん見にくかった!(笑)このときですよ、わたし(たち)のほうに向かって助走したコウイチは!前列に座ってるお客さんは、コウイチを見たい人は後ろを、それ以外の人が見たい人は前を見てるから、向いてる方向がみんなバラバラでちょっとおもしろかった(笑)
夜の海のイントロ流れて、そうだ…この曲もあった…って新鮮に驚いた。最前の威力すごい。海の夜がある記憶すら忘れさせる。新鮮に聞いた夜の海、とてもよかった。
からの大桜。倒れたコウイチに駆け寄るウチにアイコンタクトするフクダの安定感よ… 怪我のこっしーの代役のザキさんもだけど、ふぉゆのふたりの安定感がすごいのよ。ふぉゆに代わる後輩を、って光一さん言ってるみたいだけど、わたしも見ながらふぉゆのすごさを感じてた。今年のテラのポジションがそうかなーって思わせるけど、ふぉゆはやっぱり偉大だよ…。ダンスや演技もそうなんだけど、何よりそこにいるだけで、という存在の安定感。ダンス踊ってるときにマイクで拾ってないけどめっっちゃ声出してる福ちゃん、ほんとに楽しいんだろうなーって伝わるし。こんなに声出してたん??ってちょっと驚いたぐらい。
毎度毎度CONTINUEで泣きまくるけどやっぱり今年も泣く。曲後半で、カンパニーのみんなが歌うパートに重ねてコウイチが歌うシーン、よき。白い衣装が映えていい!ONE DAYもCONTINUEも、同じ曲なのに歌う場面が違うと感じ方が変わるの素敵だなーって思う。
カテコで前のほうにみんなが並ぶとき、ちょうど目の前にザキさんがいて、気づいたときにザキさんのほうを見たら目が合ってしまうよね〜〜 割と長めに合ってた気がするのだが、そんなアホ面してた?ごめんね??指揮者の方への拍手のとき、光一さんが指揮者を見る視線上ががっつりわたしたちのあたり…!ほんと涙でぐちゃぐちゃの顔を晒してしまって申し訳ねぇ……。
そんなこんなで2019年のSHOCK私的初日は終了しました。終演後はまさに抜け殻。しばらく椅子から動けんかった…。そしてこみ上げる笑い。人間なんかよくわかんないけどすごすぎると笑ってしまうらしい。
変更点は気づきはしましたが、正直セリフは全っっ然入ってこなかった。右から左に筒抜けてた。何回も見てるからストーリーはわかってるにしても、それにしてもセリフが入ってこなさすぎてウケた。脳内がキャパシティー超えてて、セリフを理解するという行為を諦めたということにしておく。
今年は変更点多めだよ!と聞いていたけど、どれも自然な変更だった。毎年観るときは、これ以上はないっしょ!って思うのに軽々と翌年越えてくるのなんなん??何年もやってると、それが当たり前になって違和感も気づきにくくなるはずなのに、それでもまだ進化し続けるEndless SHOCK、すごいな??これだから何回でも通いたくなるんだよ〜〜。
あとあと!光一さんの歌、お上手になってるね?! 発声してから声が伸びるまでがすごくスムーズになってる感じした。
今年は初SHOCKの友だちとの観劇も控えているので、感想を聞くのが楽しみです。今日は後ろのあたりにいた方が初SHOCKっぽくて、フライングのときにわぁ〜!ってなり、階段落ちのときにおぉぉぉ!と声が漏れていて、わかるよ…となったなど。初観劇があんな席で大丈夫だったかな…生きて帰れたかな…。
さ〜て、お次のSHOCK観劇は〜〜?!今回散々見えなかった!と文句垂れていたラダーフライングが特等席でガン見できる、2階最前列のセンター!再び死んできます!ちなみに帝劇見納めの日は2階最後列です。今年のSHOCK席運、なんだこれ???振り幅凄すぎな??